「退職を賞賛してほしい」
基本的にありません。残念ですが....
どうも三度の退職を繰り返した、今年27歳でZ世代のサイト管理人 土屋です。
本日は退職を申し出た時にわかる優れた上司について書かせていただきます。
もし、退職を考えていたり、止められている方はぜひ一読してほしいです。
◻︎退職は仕方がないので...
昨今は大手自動車会社でも終身雇用制度を廃止したり、テレビ局各社でも早期退職者を募るなど、雇用が安定しない現状です。
前は就職したらその会社に定年までいるのが当たり前でしたが、今では古い考え方です。
現在は大転職時代と言われており、良い条件の会社には優秀な人材が集まり、労働環境が悪い会社には人材が離れる傾向があります。
そこで、必ず発生するのは「退職」ですよね。一般的に退職する場合は、下記フローです。
直属の上司に相談 → 人事権限がある方 → 事業部の役員や統括
退職をしたいと考えた時に突破する第一の関門として、直属の上司への突破です。
退職を止められている方は、この上司で止まっておりませんでしょうか?
ハッキリ言います。良い上司は退職を止めません!むしろ大歓迎します。
けど、退職って止められますよね。退職希望者としては迷惑です。
私もそうですが、今を生きるZ世代やサトリ世代は、リーマンショックや東日本大震災、スマホ革命などの時代を体験しており、過去の経験から瞬時に適切な判断をしないと後悔すると思ってことが多いです。そのように時代に生きてきたのに、退職の意向を申し伝えると「昔の退職は〜」や「もう少し働かないと〜」などと言われることが多いです。そんなこと知りません。
では、私が伝えるように良い上司は退職を大歓迎するのかまとめさせていただきます。
◻︎退職を申し出た時の良い上司の特徴
◻︎いろんな場所を経験し、成長して自社に戻ってきてほしい
1社の経験だけでその業界・業種のプロフェッショナルになれることはありません。
いろんな企業を巡ることで、さまざまな経験や知識を得て自己研鑽していき、自社に戻ってきた際にはその業界・業種のプロフェッショナルとしての活躍が期待できるからです。
良い上司は短期的ではなく、中長期での判断ができます。
自社で高い研修費払うことなく、自社のことを熟知しているプロフェッショナルが爆誕したら嬉しいですよね。しかも、人材は自社の知識を1から教えなくて良く、教育コストがかからないため、人事担当としては喉から手が出るほど欲しい人材ですよね。
この投資ができない・未来が見えない上司は優れた上司ではないです。
◻︎会社内の環境整備が十分でなかったと感じる
例えば、カフェや施設でこの空間が落ち着けると思ったら気が済むまで居たいと思いませんか?
仕事も同じで、この会社の居心地がいいと思ったら長く居たいと思うものです。良い上司は退職者が出た際には、会社の環境整備が整っていないと思い、次は労働者が居心地の良い会社を作ろうと思うものです。
皆さん誤解してるケースがありますが、会社は雇用を提供するものであり、労働者は雇用してもらっている、と思いがちです。
実は会社から見れば、労働者に働かせていただいているとなります。実際に労働基準法は雇用主よりも労働者を守る法律になっております。
このため会社は労働者に対して、福利厚生に力を入れたり、オフィスを綺麗にし駅近にしたり、システムを導入し効率化しながら経費削減しDX化をするなどの環境整備をします。
この経営論や組織論がわからない雇用主や上長は良い上司ではないです。
◻︎新たな企業との良いパイプができ嬉しいと感じる
基本的に経営者は競合他社やライバル会社でも経営陣は仲がいいケースが多いです。これは役員も管理職の方も同様です。
そこで退職者が転職すると、その異業種の企業事情が伺えたり新たな会社との窓口増えむしろ喜びます。
この考え方ができない上司は視野が狭いという印象です。
◻︎同業種の転職だと....
ライバル企業の転職でも、退職時に退職者と企業で秘密保持契約書を締結するため、会社の機密情報が漏洩を恐れる必要はありません。
しかし、退職時の同意書に「同業他社への転職は3年間禁止」と明記しているケースがあります。
理由としては「営業秘密」といい、不正競争防止法第2条第6項で定められており、その会社で培ったナレッジを持ち出したり、その会社で構築したシステムやエクセルを持ち出し、転職先で使いライバル企業に自社の市場を奪われるなど、懸念事項を恐れ3年以内は同業他社の転職を禁止にしているケースがあります。
不正競争防止法第2条第6項
第二条 この法律において「不正競争」とは、次に掲げるものをいう。(省略)その取得した後にその営業秘密について営業秘密不正取得行為が介在したことを知って、又は重大な過失により知らないでその取得した営業秘密を使用し、又は開示する行為
こちらの「同業他社への転職は3年間禁止」というのは日本国憲法第22条第1項の「職業選択の自由」で幅広く認められております。もし同業他社へ転職の際には「営業秘密」に注意して頂ければ守る必要はございません。
◻︎良い上司は退職も退社の財産と考え、自社の評判に繋げる
上述の通り退職でしか得られないメリットがあります。
もちろん、退職は売り上げが下がったり、社内工数が増えたりするデメリットもありますが、それ以上のメリットを感じる上司が多いです。
この考え方の代表例として、社会人大学と言われる「株式会社リクルート」はまさにこの考え方ですよね。
自社の社員がその後大手企業に転職を成功されたとなると、企業としても誇らしいですよね。
◻︎【経験談】「退職します」と言った時の私の上司は?
2社目のソフトフェア業界だった時、上司に退職の申し出をした時の話です。
私の直近の上司はなぜか大阪に常駐しており、関西弁になります。
一言多いですが、私はこのように言われました。上司も転職した身でしたので話が早かったです。上司は転職したり、転職した人を見ているので、私の退職は仕方ないと思っておられたそうです。この上司は退職に対しての知見があり、退職理由は求めてきませんでした。
よく「一身上の都合で....」と述べている人を拝見しますが、退職時に退職理由を説明しなくてはいけないと思いがちですが、説明義務はありません。
労働についてリテラシーが高い上司は退職理由を求めてきたりしませんので覚えておいてください。逆に退職理由が正当でないと退職できない会社はブラック企業と言って差し支えないでしょう。
ですが、上司が上長に報告する際、理由を求められてくるケースがございます。退職理由がないといけないわけではありませんが、ご自身がスムーズに退職するために、少しばかり退職理由を述べる協力をしましょう。
◻︎退職を止める真の理由
ではなぜ、退職をする際に退職理由を求めたり、退職を引き止めるのはなぜでしょうか?
理由はその会社のブラックさを後ろめているケースがあります。
◻︎他社を知らせるのが怖い
他社を知られてしまうと、自社のブラックさを知ってしまう可能性があります。業界内でブラックさが知れ渡ってしまうと、会社の立場がなくなってしまうのを恐れているため、退職させたくないケースがあります。そんなこと退職者としては知りません。
◻︎従業員を家族と勘違いしている
アットホームな職場です。会社は家族です。
このような勘違いをしている会社は多いです。「家族だからやめないよね?」などとモラハラしてきます。従業員は仲間ではありますが、家族ではありませんし、他人です。このような考えについていく必要はありません。むしろ本当の家族のように大切だと思っているのでしたら、上述のように様々な経験をさせるものです。
家族なんてただの建前ですので、道連れされるまえにさっさと退職しましょう。
◻︎採用していただいた恩返しを会社の忠誠だと誤解している
「採用してもらった恩をなんだと思っているんだ」
この勘違いをしている経営者や役員、管理職の人が多いです。
確かに採用していただいたのは事実ですが、その恩返しは必ずしも会社への忠誠心ではありません。
労働は労働者の権利で、退職も労働者の権利です。
会社の経営陣や上司は王様ではありませんので、絶対王政企業から抜け出しましょう。
◻︎株主に止められていると言われる
「ちょっと株主が退職を止めてるんだよね…」
この発言は虚偽です。株主は代表取締役を含む、役員の解任権はございますが、従業員の人事介入権はありません。株主が実質的な経営をしていない限り人事の介入はできないので、虚偽をいう会社はブラック企業です。
◻︎本気で自社がホワイト企業だと勘違いしている
「めっちゃホワイト企業だよ」
このケースめちゃくちゃに多いです。初めての退職だと他社の職場環境はわからないですよね。その感情に漬け込んで、「うちはめっちゃホワイトだよ?後悔するよ?」と言ってきます。もしかしたらその可能性も微粒子レベルで存在するかもしれないですが、そもそもホワイトだったらそんな発言しなくても、従業員は会社に残ります。そんな騙し洗脳かのような発言をしないと、従業員を確保できない会社は確実にブラック企業です。
そのような会社はさっさと辞めましょう。
◻︎結論!退職は人生の門出!
退職を祝う会社が多い中で、祝わない会社もあるのが現状です。良い企業や良い思想を持っている上司は、労働者目線で物事を判断いたします。
もし、本記事が退職を考えている人に届けば良いなと思っております。
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